創立90周年記念日に寄せて【生徒及び保護者の皆さんへ】

令和2年5月12日

生徒及び保護者の皆さんへ

聖和学園高等学校
校長 庄子 英利

創立90周年記念日に寄せて

 5月12日は本校の創立記念日です。今年は創立90周年にあたります。
 本校の開校に至る経緯は,昭和4年(1929年)に遡ります。当時,宗派を超えた宮城県仏教会が設立され,その目的の一つに,仏教主義による高等女学校の設立がありました。吉田つぎ女史の寄付により,伊澤平左衛門氏を設立者として,翌年,昭和5年4月8日に当時の東三番町にあった東本願寺別院に仮校舎を設け,入学式を行いました。5月12日に木ノ下の地で地鎮祭が行われ,以後この日を創立記念日としてきました。

 

 

上記の写真は当時の本校舎です。昭和53年の宮城県沖地震により被災したため,創立当時の木造校舎は取り壊されました。昭和37年~55年に順次建てられた鉄筋コンクリートの校舎(右の写真)も老朽化が進み,平成15年,現在の地に新校舎(薬師堂キャンパス)が建設されました。同時に,太白区土手内に三神峯キャンパスを設置して,男女共学の聖和学園高等学校がスタートし,今年18年目を迎えました。
 本校卒業生は,三万九千名となりました。同窓生の皆さんは,級友や先輩,後輩,そして先生方とともに高校生活の苦楽を経験する中で,社会性や協調性,思いやりの心の大切さをしっかりと身につけてきました。今も同窓生は大変強く深い絆で結ばれています。
 5月12日は本校の誕生日ともいうべき大切な日です。今日は,本校創立90周年記念式典を予定していましたが,新型コロナウイルスの感染拡大防止による臨時休業のため,式典は延期となりました。生徒の皆さんには,90年の歴史を刻んできた輝かしい伝統に思いを寄せ,聖和学園高校の生徒であることの自覚と誇りを持ち,今日一日を過ごしてほしいと思います。

 

校長メッセージ 「創立90周年記念日に寄せて」 【pdf】ダウンロードはこちらから