女子 薬師堂

~パスは未来へ 貴女とつなぐ~

令和5年度(2023年)
全国高校総体(インターハイ)準優勝!!

~創部40年目に向けて~

「サッカーを通じて芸術や文化、時代や世代、性別を超えて永続的に社会に貢献し、価値観を提供できるチームへの進化」

改めて創部39年を迎える我々が大切にしたいこと。それは、サッカーは「芸術」であるということ。貴女が取り組む「競技スポーツ」は、時に容赦なく残酷で不平等。だからこそ多くの人々を魅了してきた。聖和ファミリーは全員でその競技スポーツの文化的-社会的価値を高めたい。日々のトレーニングを大切に、観戦している人々の価値感を変えてしまう。そんな「生き方」を育てる3年間に、きっとなるはずだ。聖和学園女子サッカー部は、選手一人ひとりが持つ個性を大切にしながら、育成を推進しています。皆さんとサッカーを通じて、多くの感動あるドラマを共有し、豊かな人格の形成をめざします。

100年後も輝きを失わないビジョナリーなチームへ
  • 創部当初の理念であるエレガントでファンタジーな攻撃サッカーを追及し、伝播していくことを目標にしています。
  • これまでの39年間で、延べ500名を超えるOGを輩出し、女子サッカー界で活躍しています。
「栄光に近道なし」そして、「美しくしなやかに!」
  • チーム旗には「栄光に近道なし」と「美しくしなやかに」があります。
  • 正法眼蔵「学道の人もし悟を得ても、今は至極と思うて行道をやむ事なかれ。道は無窮なり。悟りてもなお行道すべし」から由来しています。才能は有限、努力は無限という意味と我々は解釈しており、チームの部旗「栄光に近道なし」を生んだ一節です。
  • 「美しくしなやかに」は、先代の監督である国井精一先生から、これからの本校女子サッカー部が進むべき指針が示されています。

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聖和学園女子サッカー部の紹介

部員数

現在の部員数は45名(1年生  名  2年生 名  3年生  名)マネージャー2名です。県外からの入学者が約7割を占めます。校地内に女子合宿施設を完備し生徒の受け入れを行っています。例年、次年度入学希望者の中学生は8月末頃まで練習体験を受け付けています。

顧問

・曽山 加奈子 (監督) 聖和学園高校→秋田大学→日テレベレーザ ※2013年なでしこジャパン選出

・佐々木 好人 (顧問) マネージメント業務(進路指導・選手募集・アシスタントコーチ)を担当

・その他 外部スタッフ4名(コンディショニングトレーナー1名、トレーナー1名、テクニカルアドバイザー1名、メンタルトレーナー1名)

憧れの「ロイヤルローズピンク」に袖を通す

聖和学園高校女子サッカー部といえばロイヤルローズピンクのユニフォーム。これまでも多くの方々からご支持いただいてきた別注ユニフォームです。入学した皆さんは個人の名前入りユニフォーム(リーグ戦)で各種試合に出場します。共にグラウンドを華やかに彩りましょう 。GKは伝統のグレースタイルでこちらも別注となります。写真右は、2019年の公式戦(宮城県総合体育大会大会決勝)でラボーナ(軸足の後ろを廻って蹴り足を交差させボールを蹴る技術)を繰り出す、宮田あすか選手(NGU 名古屋 FC レディース→聖和学園→神奈川大学→オーストラリアでプレー中)。

39年の伝統が作った先輩たちの実績と道筋

現在も多くの卒業生がWEリーグやなでしこリーグ、海外チーム、そして大学等で自らの夢をさらに追いかけて活躍しています。我々には高校女子サッカー界で最も伝統のある高校の一つとしてのプライドがあります。また最近ではJFAのS級ライセンス取得者や、指導者としてWEリーグや各クラブ、大学・高校・クラブで活躍するOGも大変多くなっています。

先代の国井監督から曽山監督に至るまで、「学び続けること」が原点にあります。サッカーは好きなことだから皆頑張って当然です。だからこそ、「文武不岐(文と武は別物ではなく、文が生き方の支え)」をモットーの一つにしてきた背景もそこにあります。写真はOG佐々木繭(日テレ・メニーナ→聖和学園→武蔵丘短期大学→武蔵丘短期大学→ベガルタ仙台レディース→現三菱重工浦和レッズレディース、なでしこジャパン選出時)

 

専用人工芝グラウンドと女子合宿施設(寮)を完備

2018年3月に人工芝グラウンドとクラブハウス、2019年には校地内に女子合宿施設(女子寮)新設されました!

寮生活(食事などについて)ご紹介頂いた記事があります→寮新設の名門・聖和学園、食と会話の相乗効果で復活V目指す(日刊スポーツニュース)(リンク先へ移動します)

主な実績

  • 全国大会優勝 4回(高校選手権3回)
  • 皇后杯全日本女子サッカー選手権大会出場13回
  • 全国高校総合体育大会(インターハイ)準優勝1回 3位1回
  • 全日本高等学校女子サッカー選手権大会 32年連続出場中 優勝3回、準優勝2回、3位7回
  • 受賞 仙台放送スポーツ大賞2回受賞・宮城県高体連勲功賞11回・宮城県知事賞、スポーツ功績賞6回・宮城県高体連特別表彰6回・仙台市スポーツ勲功賞、奨励賞10回・日本サッカー協会フェアプレー賞3回・宮城県サッカー協会特別功績賞15回

 進学実績

国公立大学:筑波大学、山形大学、北海道教育大学、琉球大学、山梨大学、信州大学、秋田大学、茨城大学、会津大学

私立大学:早稲田大学、慶應義塾大学、立教大学、日本体育大学、日本大学、山梨学院大学、帝京平成大学、東京国際大学、順天堂大学、東洋大学、東海大学、関西学院大学、同志社大学、大阪体育大学、武蔵丘短期大学、神奈川大学、吉備国際大学、東京女子体育大学、日本女子体育大学、大東文化大学、国士舘大学、流通経済大学、駒澤大学、文教大学、松本大学、関東学園大学、北陸大学、中京大学、高﨑健康福祉大学、上武大学、中部学院大学、明治国際医療大学、愛知東邦大学、大阪国際大学、東北学院大学、東北福祉大学、仙台大学、尚絅学院大学、聖和学園短期大学

※過去15年

(ご参考)令和2~6年卒

筑波大学(2名)・北海道教育大学(1名)・早稲田大学(2名)・立教大学(1名)順天堂大学(6名)・海外留学(3名)日本体育大学(5名)・東海大学(3名)東洋大学(1名)・日本大学(1名)・山梨学院大学(4名)帝京平成大学(1名)神奈川大学(2名)・東京国際大学(2名)・流通経済大学(5名)・上武大学(1名)・武蔵丘短期大学(2名)大東文化大学(1名)国士舘大学(2名)

アメリカ留学(3名) Salt Lake Community College-ユタ州)/Davis&Elkins college -ウェストバージニア州)/ Snow College -ユタ州)

 OG・卒業生の活躍

  • 四宮 由美子(01年卒)伊賀FC→フットサル日本代表
  • 渡辺 夏奈(02年卒)早稲田大→09年フットサル女子日本代表アジア大会優勝
  • 藤本 知恵(04年卒)早稲田大→ルネサンス熊本
  • 村上 今日子(05年卒)東京電力マリーゼ(マイナビ仙台の前前身)
  • 曽山加奈子(05年卒)秋田大→日テレベレーザ→なでしこジャンパン(女子日本代表)選出(現本校監督)
  • 落合 恵(04年卒)日体大→アルビレックス新潟
  • 菅原美紗(07年卒)吉備国際→ユニバ代表→現マイナビ仙台育成コーチ
  • 櫨まどか(07年卒)INAC神戸→ベガルタ仙台レディース→なでしこジャパン選出
  • 小野 瞳(07年卒)早稲田大(ユニバーシアード2009 銀メダル)→ベガルタ仙台
  • 斉藤 友里(08年卒)アルビレックス新潟
  • 平尾 恵理(10年卒)10年FIFA U-17ワールドカップ第2位(筑波大学進学)
  • 佐々木繭(10年卒)ベガルタ仙台レディース所属→浦和レッズレディース所属→→なでしこジャンパン(女子日本代表)選出
  • 吉野真央
  • 夏目歩実
  • 早瀬彩良

WEリーグ・なでしこリーグ・旧Lリーグなど

日テレベレーザ・INAC神戸レオネッサ・サンフレッチェ広島レジーナ・マイナビ仙台レディース・ちふれASエルフェン埼玉・ジェフユナイテッド市原・千葉レディース・アルビレックス新潟レディース・三菱重工浦和レッズレディース:・ノジマステラ神奈川相模原(現WEリーグ)、日体大FIELDS横浜・伊賀FCくノ一・静岡SSUアスレジーナ・オルカ鴨川FC・大和シルフィード・ASハリマアルビオン・ニッパツ横浜FCシーガルズ・NGUラブリッジ名古屋・吉備国際大学Charme岡山高梁・岡山湯郷Belle・つくばFCレディース・バニーズ群馬FCホワイトスター(現なでしこリーグ)日産FCレディース・大原学園JaSRA女子サッカークラブ・ルネサンス熊本フットボールクラブ・清水FCレディース(鈴与清水FCラブリーレディース)・TASAKIペルーレFC・シロキFCセレーナ・フジタ天台SCマーキュリー・OKI FC Winds

サッカー部関連WEBサイト

Instagram https://www.instagram.com/fc.seiwa__official/

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twitter    https://twitter.com/fcseiwa

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はじまりと産声

1983年11月第4回東北地区女子サッカー選手権大会(全日本女子サッカー選手権東北予選会)が学校に隣接する宮城県総合運動公園(宮城県サッカー場)で開催された。JR仙石線宮城野原駅がサッカー場の隣りにあった為、放課後に多くの生徒が女子サッカーを初めて観戦することとなった。
ゲームは技術的にも戦術的にも未熟であったと思われるが、サッカーの持つ躍動感やゴールをした後の歓喜に魅せられた生徒10数名(翌年、初代キャプテンになる内海弘美を含む)が、学校裏の薬師堂公園のあき地でボールを蹴り始め産声をあげた。
そして、当時二年生の内海は担任の教諭小幡景子にサッカー部の創部とその顧問をお願いしたいと申し出た。小幡はそのことを学校長の四竈真永に相談し、翌年1984年に現監督の国井精一が顧問となり、32名の部員でサッカー同好会が発足した。1985年に部昇格となり現在に至る。

女子サッカー部のこれまで(1期生~38期生)

昭和60年(1985年) 創部 監督:国井精一 部長:堀内久吉
昭和61年(1986年) 第2回全国高等学校女子サッカー大会初出場 (第1期生)
平成元年(1989年) 田中由美子(日本女子代表合宿(現なでしこジャパン)初選出)
平成2年(1990年) 第6回全国高等学校女子サッカー大会準優勝 (第5期生)
平成3年(1991年)  第7回全国高等学校女子サッカー大会初優勝 (第6期生)
平成4年(1992年) 第1回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 初出場・初優勝 (第7期生)
平成5年(1993年) 第2回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 第3位 (第8期生)
平成6年(1994年) 西尾美香(U21日本代表韓国遠征)
平成8年(1996年) 第5回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 第3位 (第11期生)・菅原美希(日本代表(現なでしこジャパン)インドアジア大会2位)
平成9年(1997年) 第1回全日本U-18女子サッカー選手権大会 第3位 (第12期生)
平成10年(1998年) 第7回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 優勝・第2回全日本U-18女子サッカー選手権大会 第3位  (第13期生)・矢原枝里(U18日本代表選出)
平成11年(1999年) 第8回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 第3位・第3回全日本U-18女子サッカー選手権大会 第3位 (第14期生)・沢井理恵(U18日本代表アメリカ遠征)
平成12年(2000年) 第9回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 第3位 (第15期生)・渡辺夏奈(FIFA U17W杯ベスト8)
平成13年(2001年) 第10回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 優勝 (第16期生)・東依里(U16日本代表アメリカ遠征)・山田雅奈恵(U18日本代表アディダスカップ参加)
平成14年(2002年) 第11回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 準優勝(第17期生)
平成15年(2003年) 第12回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 第3位 (第18期生)思い出のグラウンドお別れ会(旧校舎)
平成16年(2004年) 第13回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 第3位 (第19期生)・岡見奈々(U19日本代表候補合宿参加)顧問:佐々木好人着任
平成17年(2005年) 第9回全日本U-18女子サッカー選手権大会 第3位 (第20期生)・村上今日子(U19日本代表アメリカ遠征参加)・曽山加奈子・小野瞳(U18日本代表日中韓大会)・小野瞳・菅原未紗・櫨まどか・北上優・佐藤陽美(U16日本代表合宿・U17アジア選手権優勝)・河田優・渡辺夏奈(ユニバーシアード世界選手権第3位:トルコ)
平成19年(2007年) 第16回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 第3位 (第22期生)・内田沙希・村上奈々(U19日本代表合宿参加)
平成20年(2008年) 菅原美紗(FIFA U20W杯ベスト8)
平成21年(2009年) 佐々木繭・平尾恵理(なでしこチャレンジプロジェクト)・平尾恵理(AFC U17アジア選手権第3位)・小野瞳・菅原美紗(ユニバーシアード世界選手権第3位:ベオグラード)・淵辺真美(フットサル女子日本代表合宿)・渡辺夏奈(フットサル日本代表アジアインドアゲーム:ベトナム優勝)
平成22年(2010年) 佐々木繭・平尾恵理(U17日本代表合宿参加)・平尾恵理(FIFA U17W杯 第2位)
平成23年(2011年) 東日本大震災(サッカー部関係者に犠牲者あり。被害の影響で寮を仙台ワッセへ移転)・山川夏輝(U16日本代表日中韓大会)
平成24年(2012年) 安部由希子(U16日本代表合宿参加)
平成25年(2013年) 曽山加奈子(なでしこジャパン・ナイジェリア戦初招集)・安部由希子(U17日本代表合宿参加)・四宮由美子(日本女子フットサル代表選出・アジア大会優勝)加賀孝子・平尾恵理・齋藤夏美(ユニバーシアード世界選手権ベスト8:ロシア)
平成26年(2014年) 安部由希子(U17日本代表合宿参加)
平成28年(2016年) 佐々木繭(U23日本代表 ラ・マンガU-23女子国際大会・日本女子代表なでしこジャパン・アメリカ代表戦初招集)監督:曽山加奈子 就任
平成29年(2017年) 櫨まどか(日本女子代表なでしこジャパン・オーストラリア代表戦初招集)国井精一先生(現東北福祉大学サッカー部監督)ご定年
平成30年(2018年) 薬師堂キャンパス人工芝グラウンド完成
令和元年(2019年) 全国高校総体(インターハイ:沖縄) 第3位 (第34期生)・櫨川結菜(U16日本代表 デッレナツィオーニトーナメント(イタリア)参加)薬師堂キャンパス女子合宿施設(寮)修磨館新設
令和5年(2023年) 全国高校総体(インターハイ:北海道) 準優勝 (第38期生)

※全国大会 3位以上を表記