測量体験

11月25日(月)5・6校時、総合学習の一環として、宮城県土地家屋調査士会の方々を講師にお招きし、測量体験を校庭にて行いました。
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肌寒い曇り空の下、約10台の測量機材が置かれいつもと雰囲気の違う校庭。調査士会の講師から説明を受けた後、7名ずつのグループに分かれてさっそく測量開始。各班に配られた作業シートに沿ってそれぞれ活動が始まりましたが、はじめはやはり慣れない機材に戸惑う生徒が、、、。
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しかし、しばらくすると、どこの班でもスムーズに役割を交代しながら測量を迅速に行っていました。
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測量体験をしながら、校庭の端では10m歩測コンテストを同時展開。歩いて(中にはサイドステップをしたり、履いている靴を利用したりと測量方法は十人十色でしたが)スタート地点から10mだと思うところで立ち止まり、機材を利用して正確な距離を算出。70名の挑戦者の中、最も誤差の少ない生徒は、なんと9m99cm7mmとわずか3mmでした!!これには、調査士会の方々もビックリ。
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最後は、校庭の中心部で行った各班の測量地点を、ビニールテープを用いて線で結んでみると、、、
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そこにはナスカの地上絵のような大きくて正確な「復興仙台」の文字が浮かび上がりました。
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特進の生徒達はこれから数学でサイン、コサイン、タンジェントという用語を習います。測量はこれらを使って行われるものですので、今回はその予習といったところでしょうか。震災復興で失った土地を正確に復元する、または新たな街を測量をするという大きな役割を背負い現在活動されている土地家屋調査士の仕事を肌身で体験しながら、数学の実用性にも思いを馳せてくれると嬉しいですね。

生徒の皆さん、お疲れ様でした。
調査士会の皆様、貴重な体験を本当に有難うございました。